日本薫物線香工業会の設立総会が10月29日神戸市内のホテルで行われ、全国の薫物・線香業者54社が加盟、
新たな第一歩を踏み出した。薫香メーカーはこれまで全国薫物線香組合協議会(全薫協)でさまざまな問題に
対応してきたが、協議会の限界か、審議に継続性がないことや仏壇仏具、葬儀、墓石業界などへの対応が
難しかったことなどから単一の全国組織に衣換えし今後は仏壇仏具の全国組織である全宗協や、ろうそく業界の
全国組織全日本ローソク工業会などとも緊密に連携し香文化の普及と消費の喚起を継続的に行ってゆくことに
なった。総会には37組合員が参加、設立準備会代表の福永稔氏のあいさつに始まり事業計画案、予算案などの
提案が行われ承認された。理事互選による役員には初代理事長に福永稔氏(兵庫・薫寿堂)、副理事長に
大久保哲夫氏(東京・日本香堂)と中造和夫氏(大阪・玉初堂)が就任した。福永理事長は「大役を仰せつかり、
微力ながら香文化の発展と業界発展のため努力したい。ご来賓の全宗協さんやローソク工業会の皆さんとも
緊密に連絡を取り腕を組んで共に発展の道を探りたい」と挨拶した。
【問い合わせ】 淡路市商工会内 TEL 0799-70-9002 |